妊娠について > 妊娠中のマイナートラブル > 便秘
妊娠中〜後期になると、子宮がだんだん大きくなって骨盤の中に入りこみ、腸を圧迫し始めます。また、妊娠したことによって黄体ホルモンの分泌がさかんになり、腸の動きが鈍る場合があります。これらの原因によって、妊婦さんはふだんより便秘しやすい状態になりがち。
便秘や浮腫み・安産対策ハーブティー☆「マタニティーブレンド妊娠中期・後期♪」
■妊婦さんが便秘になりやすいわけ
妊婦が便秘になりやすいのには理由があります。それは、女性ホルモンの1つである黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が妊娠によって活発になるからです。
黄体ホルモンが分泌されると、水分や塩分の吸収率が高まるようになります。黄体ホルモンの作用で大腸の腸壁から盛んに便の水分が吸収され、便が硬くなり、便秘になりやすくなるのです。妊娠中期以降になると、妊婦の体は大きくなった子宮によって腸が圧迫され、腸の働きが低下し、便秘になります。
妊婦は妊娠中は運動不足になりがちなので、このことも大きく関係します。妊婦が便秘かなと自覚症状を感じ始めるのは、妊娠3カ月〜5カ月くらいの間です。ほとんどの妊婦が便秘に悩まされるようになってきます。
また、お腹の赤ちゃんが気になって強くいきめないのも原因の1つです。
■便秘の解消法
妊婦さんの便秘解消法には色々ありますが、まずは食事のチェックをしてみましょう。それから適度な運動や、便秘解消法として効果のありそうな生活習慣なども取り入れるのが望ましいと思います。便秘の解消によさそうな食事法や、ポイントを整理してみました。
食物繊維をたくさん摂る:妊婦でなくとも食物繊維不足は便秘に直結するもの。腸内環境を整える食物繊維を1日20〜25gを目標に。
ヨーグルトを食べる:ヨーグルトに含まれる乳酸菌などの善玉菌は、腸内環境改善に効果的。もちろん便秘解消にも。
水分を1日1.5Lは摂る:水分が不足すると、便が硬い、便通が悪いなど便秘の原因にも。食事で摂る分も含めて、1日1.5Lの水分補給を目安にする。
7万個突破!先輩ママもオススメ♪ワンタッチで着脱&調節簡単!「ワンタッチ妊婦帯」
適度な運動を心がける:腸の動きを刺激するのは便秘解消には効果的。なにかと運動を控えがちな妊娠期間中でも、毎日ウォーキングなど、適度に体を動かすこと。
決まった時間にトイレに行く習慣を:出ても出なくても、毎日同じ時間帯にトイレに行くと、便意を感じやすくなる。
世界中の小児科医が推薦!ぐずりや夜泣きを減らす♪「ミラクルブランケット(魔法のおくるみ)」
■便秘から痔になる
妊婦が妊娠中に起こりやすい痔のほとんどが、血管がこぶ状になってくる痔核(いぼ痔)です。妊婦だけでなく、日本人に一番多いのがこの痔核です。便秘が悪化し、無理にいきんで出そうとすると、肛門の粘膜が傷ついて出血したり、静脈が圧迫されてうっ血して、子宮の重みで肛門周りの血流が悪くなり、傷やこぶができたりします。
この傷やこぶに細菌が入り込むと痔が悪化してしまいます。妊婦の妊娠中の痔は、よほど症状がひどくない限り、塗り薬や座薬等で対処できるので、まずは医師に相談して、妊娠に影響しない薬を処方してもらいましょう。
体が冷えると肛門周辺の血行も悪くなり、うっ血して痔の原因となるため、マッサージをして血行を促進したり、肛門周辺の筋肉を動かしたり、排便時に無理ないきみ方をしないようしてください。もちろん排便後にはウォシュレットで清潔を保ってください。
痔の痛みのために余計にトイレに行くのが億劫になり、結果、便が硬くなり、そしてまた悪化するという悪循環の形成に気をつけてください。痔は、おなかの赤ちゃんや妊婦の妊娠経過に影響を及ぼすことはありませんが、放置するとますますひどくなるので、早めに医師に相談しましょう。
妊娠期の抱き枕・授乳期のクッションにも長く使える☆「マタニティ抱き枕」
赤ちゃんを迎える準備に☆「新生児肌着5点セット」
■妊娠中の便秘薬
妊娠中の便秘薬はお医者さんによっては、市販の薬でも大丈夫のようなことを言われる先生もいますし、医者が処方する酸化マグネシウム系のお薬をすすめるお医者さんもいます。またお医者さんによっては便秘がよっぽどひどくないんであれば薬ではなく食生活で改善してくださいと言う先生もいます。
特に妊娠をすると便秘になりやすくなりますので、お母さんにとっては悩ましいところです。まず基本的には食生活の改善を普段から気をつけるようにします。それでも体質的に難しいようであれば、お医者さんにすすめられた薬を飲み、早め、早めに排便するように心がけしましょう。
一番よくないのは3日、4日、一週間と先延ばしすることによって体にも負担がかかるし痔の原因にもなりかねません。また排便の時、力むことによって腹部に圧迫を加えるようなことにもなりかねません。
お薬を飲むのも手だと思いますよ。
女性が運営する女性に優しい大人のおもちゃ通販店「天使のおもちゃ箱」
■管理人の便秘体験談
私はもともと便秘体質だったのですが、妊娠初期は毎日ちょっとお腹が痛かったこともあってかなり便通がよかったです。妊娠したら便秘になると聞くのに、私は便秘が解消された♪なんて喜んでいました。
でも妊娠12週くらいからやっぱり便秘になってきました。私の通っていた産院では先生の検診の前に助産士さんと個別の部屋でお話をするのですが、毎回お通じについて聞かれました。そこで便秘気味だと言うと、妊婦でも大丈夫な便秘薬があるから飲んだ方がいいと処方されました。
酸化マグネシウムといって、便を柔らかくなるするお薬です。後期になって更に便秘になったので、ラキソベロンという水剤も処方されました。
私はもともと便秘だったのもあり、2日に1回くらい出てれば便秘じゃないって思っていましたが、先生に毎日出ないとダメだよと言われました。酸化マグネシウムの量を増やしたりもして、毎日出すようにしていました。私はお腹が張りやすい体質だったのですが、便秘でもお腹が張りやすくなるそうです。
妊娠初期からほとんどの妊婦さんが経験するつわり。吐きつわりや食べ悪阻など、それぞれの対処方法など。
つわり
お腹の張りは強くなる場合は産院を受診した方がいいです。でもこの張りは悪い張り?大丈夫な張り?
お腹の張り
妊婦さんは便秘になりやすいので、便秘を防ぐ対策が必要です。あまりひどいようならお薬を頼るのも手です。
便秘
妊娠中は本当にトイレとお友達になりますね(笑)でもそれって当たり前のこと。絶対に我慢しないで下さいね。
頻尿
妊娠後期になると経験する妊婦さんも多いのでは?足がつって眠れない!と悩む妊婦さんもいらっしゃいます。
こむらがえり
足が象さんのように浮腫んでしまうと本当にしんどいですよね。むくみ対策などをご紹介!
むくみ
妊娠後期になるとびっくりするくらい動悸がする妊婦さんも多いのでは?無理せずゆっくりと♪
動悸・息切れ
血液検査で貧血気味と言われ、鉄剤を処方される妊婦さんも多いはず。なるべく食生活で防ぎたいものですね!
貧血
妊娠線は一度出来ると薄くなるけどなくならないのが現実です。早めのケアを心がけましょう!
妊娠線
おりものの変化は常に心がけておいた方がいいです。いつもと違うと思ったら産院に相談しましょう!
おりものの変化
|
|