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子宮頚管無力症
子宮内の圧力が高くなってくる妊娠16〜24週ごろに多く、全妊娠の0.05〜0.5%に起こるといわれています。生まれつき子宮頸管の組織が弱いことや、子宮頸管の感染症(この場合はおなかの張りを感じることが多い)などが原因で起こります。
子宮頸管無力症かどうか見極めるのは難しいのですが、最近は超音波検査で子宮頸管の長さをチェックして、判断できるようになりました。
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■子宮頚管無力症とは
子宮頸管無力症は妊娠中期以降の切迫流産・切迫早産の原因のひとつです。子宮頚管というのは、内子宮口と外子宮口を結ぶ管腔のことで、通常4センチ程度の長さを保っているもので、妊娠中はしっかりと閉じてお腹の赤ちゃんを支え、分娩時には開口して産道になるという柔軟性に富んだ部分です。
子宮頸管無力症と言うのは、妊娠中期以降に、陣痛(子宮収縮)を伴うことなく、この子宮頚管が開き子宮口が開いてしまう病気です。子宮頚管無力症は妊娠初期に見られる自然流産や妊娠後期の早産とは実質的に原因が異なり違った処置が必要となりますが、現在のところ、子宮頸管無力症を事前に診断することは大変に難しく、妊娠後、実際に子宮口が開いてくるなどの所見がないと診断できないのが実情です。
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原因はよくわかっておらず、体質的に子宮頚管の筋組織が弱く、頸管が柔らかくなってしまうのではないかと考えられています。子宮頸管無力症の頻度については、分娩に至った妊娠の0.1%〜1.8%との報告があります。
子宮頸管無力症は、子宮の収縮が無いまま(無痛のまま)子宮口が開いてきてしまうため、ママには全く自覚がありません。いきなり破水したり出血したりして病院へ行った時には子宮口全開で、手の施しようがないと言う事態もままあります。
また、これは体質によるため、前回の妊娠で無力症だと診断された方は次の出産でも子宮頸管無力症による切迫流産・切迫早産を繰り返すことになります。
しかし、しっかりと管理することで、切迫流産・切迫早産を乗り切り元気な赤ちゃんを出産されているママは大勢いらっしゃいます。子宮頸管無力症だと診断されたからといって必要以上に不安になられる必要はありません。
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■子宮頸管無力症の症状は?
かつては、純粋な子宮頸管無力症は、最初は無症状で、子宮口が開いて少量の子宮出血があって初めて見つかっていました。
今では、経腟(けいちつ)超音波検査で妊娠15〜20週に頸管を観察すれば、内子宮口から開き始めて頸管が短くなっている人が見つかることがあります。そのままにしておくと、外子宮口から胎児の入る卵膜の袋(胎胞(たいほう))が出てきてしまいます。
一般的に、最初の妊娠で症状がみられた人は、次の妊娠でも症状が出ます。軽度の症状は、数%の人にみられます。
■子宮頸管無力症の治療法
子宮頸管無力症の治療には頸管縫縮術(シロッカー手術、マクドナルド手術)が行われます。いずれも子宮頸管を糸ないしはテープで縫い縮めるという方法で、妊娠末期まで無事に経過したら抜糸を行います。
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シロッカー法
シロッカーテープで子宮頸管峡部粘膜下の結合組織を縛るものです。頸管の上部・内子宮口を縫縮します。この方法は簡単にテープを除去しにくいですが、内子宮口(より子宮に近い位置)を縛ることで効果が高いと考える説もあります。
マクドナルド法
頸管の内部を外からテープが見えるように縫うのがマクドナルド法です。この方法はシロッカーよりも簡単で、陣痛が来てからでも抜糸して通常分娩に持ち込むこともできます。
前回の妊娠で子宮頚管無力症と診断されていたり、妊娠の早い段階で子宮頚管無力症と診断された場合は、14週〜16週ごろまでに頸管を縛る手術を行うことが多いようです。
頸管縫縮術の手術自体は簡単なもので、数日の入院で済みます。頸管縫合術を受けた後は、自宅に帰ることができ、経過がよければ通常の生活を送ることができます。37週まで妊娠を継続することができれば抜糸して、分娩の時を待つことになります。
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全妊娠の約15%も流産する確率があるんです。そのほとんどが妊娠初期に起こっています。
流産
案外経験者が多いと思います。私も切迫流産を経験しました。私の切迫流産体験談も書いています。
切迫流産
妊娠22週以降に早産しそうなことを言います。これも私は経験しました。
切迫早産
妊娠中期以降に、陣痛(子宮収縮)を伴うことなく、この子宮頚管が開き子宮口が開いてしまう病気です。
子宮頚管無力症
妊娠22週〜 36週で出産することを言います。全出産の5%ほどで起こると言われています。
早産
つわりの症状が悪化して、日常生活を送れない程の病的な状態を言います。全妊婦さんの1%程度で起こると言われています。
妊娠悪阻
妊娠中に出血するとビックリしますよね。なぜ出血するのか、どうしたらよいのかを妊娠週数を追って考えてみましょう。
出血
赤ちゃんがママのお腹の中で、なかなか大きくならない状態です。私も経験しました。子宮内胎児発育遅延体験談も書きます。
子宮内胎児発育遅延
胎盤の位置が通常よりも低く、胎盤が子宮の入り口に被さり、ふたをしてしまっていることを前置胎盤といいます。
前置胎盤
症状が出やすいのは妊娠8ヶ月以降の後期で、約1割程度の妊婦さんが発症します。
高血圧症候群(妊娠中毒症)
出産時までに逆子が直らない人は5%程度と少数です。ほとんどの人は出産のときには逆子は直っているんですよ。
逆子
出産時までに逆子が直らない人は5%程度と少数です。ほとんどの人は出産のときには逆子は直っているんですよ。
妊娠糖尿病
胎児を包んでいる卵膜が破れて、中の羊水が外へ流れ出ることを言います。陣痛より先に破水する場合を前期破水といいます。
破水
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