妊娠8ヶ月(妊娠28〜31週)に入り、いよいよ妊娠生活も終盤です。子宮が収縮しているため腹部に張りを感じることが多くなります。
■動悸がする
妊娠中、特に、妊娠8ヶ月頃より心息苦しくなったり、心臓がどきどきするような症状が現れることがあります。
これは、子宮が大きくなるにしたがって横隔膜を押し上げるので、肺が圧迫されることが原因で呼吸が苦しく感じられるもので、また妊娠すると、血液量が大幅に増えることにより心臓の負担が大きくなり動悸を感じることがあります。 また、大きなおなかをかかえ、体重の増加で心臓への負担も大きくなっています。
ですから、妊娠後期に動悸・息切れが起こるのは生理現像で心配ありません。 また、お腹の張り止めの薬の副作用でおこる場合もあります。
■リラックスを心がける
妊娠8ヶ月頃には、腹部も乳房も急に発育し大きくなるため、妊娠線が現れる人もいます。また妊娠8ヶ月頃は精神面でも過敏になり、不安定になりイライラしやすい時期です。気持ちを楽にもってリラックスすることが大切です。
安静時間をとり、食事も塩分、糖分をひかえ薄味にし、水分の摂取量にも気をつけ果物の食べ過ぎにも注意しましょう。リラックスすることはママにも赤ちゃんにもよいことですよ。
■早産を予防する
妊娠37週未満で赤ちゃんが産まれてしまうことを早産と言います。早産してしまうと赤ちゃんは長い期間NICUに入ってしまったり、最悪の場合は赤ちゃんの命にも関わります。早産しないためにリラックスした生活を送ることが大切です。
1)ストレスをためず、ゆったり過ごす
ストレスが解消されない生活では、おなかが張りやすくなるといわれています。ストレスがたまらないうちに解消を。
2)人混みを避ける
やむをえないとき以外は、人の多いところへ出かけるのは控えましょう。
3)疲れたら休む
疲れがたまっていると抵抗力が落ち、感染症もおこしやすくなります。
4)おりものの状態に注意しておく
色や量、におい、粘土などに変化が見られたらすぐに受診を。
5)コンドームを使う
感染予防のためには、セックスのときにコンドームを使うと安心です。セックスは清潔第一です。
6)張りや痛み、出血に注意
おなかの張りや痛み、出血など早産の兆候を見逃さないように。いつもと違うと感じたらすぐに受診しましょう。
妊娠8カ月(28〜31週)頃の子宮の大きさ
子宮底長:27cm
子宮がみぞおちとおへその中間ぐらいの高さまで達しています。下腹部や乳輪部、陰部の色素が濃くなってきます。この色素沈着は産後、元に戻ります。
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■妊娠8ヶ月(妊娠28〜31週)の管理人の様子
妊娠8ヶ月も自宅安静です。家で軽い家事をするくらいしていいんだよと先生には言われますが、とにかく張りがひどくて20分に1回くらい張りがきていたので、怖くてひたすらベッドで横になっていました。
でも暇で暇で、私の赤ちゃんは冬産まれの予定でしたので、母親に編み物を教えてもらって赤ちゃんのセーターやベストを編んでいました。赤ちゃんのことを考えながら過ごせる毎日は本当に幸せなことですね!
でも動悸・息切れのピークでした。暖かいものを食べたりシャワーを浴びると血流がよくなるのかバクバクが激しくて、ハーハー言っていました。ひどい時には過呼吸のようになり、ベッドの横に紙袋を常に用意していました(笑)
妊娠期間中、一番しんどかったのが妊娠8ヶ月です。私はお腹が外に出ないタイプだったので、お腹の中が余計に圧迫されていたんですね。切迫早産で自宅安静でなくても、寝たきりになっていただろうと思います。