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妊娠悪阻
つわりの症状が悪化して、日常生活を送れない程の病的な状態を妊娠悪阻(にんしんおそ)と言います。発症率は全妊婦さんの1%程度で治療や入院が必要になります。
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入院と言うと深刻なようですが、環境の変化などで入院したその日につわりが楽になる場合もあります。ほとんどの場合は1週間程で退院できます。
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■妊娠悪阻の症状
妊娠悪阻と診断されるのは次のようなときです。以下の症状が出ているときは病院に行きましょう。
水分をまったく受け付けない
体重が5キロ以上減る(体重の10%以上)
尿にケトン体がでる。
1日に5回以上吐く
また妊娠悪阻は3期にわけられています。
第1期(嘔吐期)
常に吐き気、嘔吐がある。胃液や血が混じった物を吐く。食べ物を受け付けず体重が減り始める。脱水症状を起こし口の渇き、だるさ、めまい、便秘などが起こりやすくなる。尿中にタンパクが出ることもあります。
第2期(肝腎障害期)
第1期の症状がさらに悪化します。ケトン体、尿タンパクで陽性が出るようになります。代謝異常による中毒症状が起こり、入院が必要になることがあります。
第3期(脳障害期)
脳神経症状がではじめ、母体保護のため妊娠中絶手術を行う場合もあります。幻覚や視力障害、幻聴などの症状が現れ母体、赤ちゃんともに大変危険な状態になります。
■妊娠悪阻の治療
妊娠悪阻の症状の中でもとくに心配なのが、食べられずに吐いてばかりいるために起こる脱水症状です。そのまま症状が進むと、全身の代謝機能が低下していくので、水分や栄養補給のために輸液(ブドウ糖液、生理食塩水、アミノ酸液)を点滴注射し、ビタミンB群を中心とした総合ビタミン剤を併用します。
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食事療法
「つわり」が増悪傾向を示す場合、まず、食事の摂取方法を変更する。自分の好みに合った食物や消化の良いものを摂取する。空腹、満腹はともに悪心・嘔吐を増悪させるため、食事を頻回(5-6食)に分け、少量ずつ摂取する。食事が困難な場合は、スープ、ジュースなどをとり、水分補給とカロリー確保につとめる。
輸液療法
第1期の妊娠悪阻になれば、尿中ケトン体が陰性化するまで、絶食、輸液を続ける。カロリー(ブドウ糖100 g以上:400 kcal以上)、電解質(Na、Cl 1〜1.5
mEq/kg、K 0.7〜0.8 mEq/kg)を補正しながら、1日あたり2000ー3000 mlを補液する。同時に水溶性ビタミン(B1、B2、B12、C)や肝保護剤を投与する。とくに、ウエルニッケ脳症の発症予防のためにもビタミンB1(100
mg/day以上)の投与は必ず行う。
治療に抵抗し、第2期の症状が出現するか、絶食期間が長期におよぶ場合は中心静脈栄養を考慮する。しかし、中心静脈栄養は、血栓症のリスクが増大する可能性があり、慎重な対応が求められる。
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薬物療法
妊娠悪阻の発症時期が胎児奇形の臨界期に一致しているため、安易な薬物使用は避けるべきであるが、嘔吐が著明な場合は、中枢性制吐剤としてメトロクロピラミド(プリンペランィ)を用いる。また、漢方薬では小半夏茯苓湯、半夏厚朴湯、五苓散などが用いられる。
■妊娠悪阻になって赤ちゃんは大丈夫?
妊娠悪阻の場合、食べ物を食べることが出来ない場合が多いですから胎児への影響を心配してしまうと思います。ごく一部ですが妊娠悪阻の症状が重い場合には胎児の低体重の報告はあるようです。しかし一般的な妊娠悪阻の場合には胎児への悪影響は問題ないといわれています。
つわりは病気ではないという認識が一般的にはありますので、どうしても我慢しがちです。しかし妊娠悪阻はつわりとは別に病気と考えていいと思います。体重の減少や脱水症状、皮膚の乾燥、口の中の乾き、便秘の悪化などの症状が見られた場合にはまずは病院にて診察を受けることをお勧めします。
妊娠つわり中は、つわりがひどくてもなかなか周囲に理解されず、精神的にも弱ってしまいがちです。ストレスを溜め込んでいるよりは、我慢せずに病院にいって相談してくださいね。
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全妊娠の約15%も流産する確率があるんです。そのほとんどが妊娠初期に起こっています。
流産
案外経験者が多いと思います。私も切迫流産を経験しました。私の切迫流産体験談も書いています。
切迫流産
妊娠22週以降に早産しそうなことを言います。これも私は経験しました。
切迫早産
妊娠中期以降に、陣痛(子宮収縮)を伴うことなく、この子宮頚管が開き子宮口が開いてしまう病気です。
子宮頚管無力症
妊娠22週〜 36週で出産することを言います。全出産の5%ほどで起こると言われています。
早産
つわりの症状が悪化して、日常生活を送れない程の病的な状態を言います。全妊婦さんの1%程度で起こると言われています。
妊娠悪阻
妊娠中に出血するとビックリしますよね。なぜ出血するのか、どうしたらよいのかを妊娠週数を追って考えてみましょう。
出血
赤ちゃんがママのお腹の中で、なかなか大きくならない状態です。私も経験しました。子宮内胎児発育遅延体験談も書きます。
子宮内胎児発育遅延
胎盤の位置が通常よりも低く、胎盤が子宮の入り口に被さり、ふたをしてしまっていることを前置胎盤といいます。
前置胎盤
症状が出やすいのは妊娠8ヶ月以降の後期で、約1割程度の妊婦さんが発症します。
高血圧症候群(妊娠中毒症)
出産時までに逆子が直らない人は5%程度と少数です。ほとんどの人は出産のときには逆子は直っているんですよ。
逆子
出産時までに逆子が直らない人は5%程度と少数です。ほとんどの人は出産のときには逆子は直っているんですよ。
妊娠糖尿病
胎児を包んでいる卵膜が破れて、中の羊水が外へ流れ出ることを言います。陣痛より先に破水する場合を前期破水といいます。
破水
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